
目次
台湾旅行市場の現況
■「ITF台北国際旅行博」開催 日本ゾーンは過去最大規模の207ブースが出展
■JNTOが3年ぶりに旅行商品コンテスト開催 旅行会社5社が最優秀賞
■タイガーエア台湾 高雄―熊本、台南―熊本、台南―沖縄の3路線開設へ
■雄獅旅行社 「ライオンコイン」ポイント還元や4段階の会員ランク制度導入
■ジェットスター・ジャパン 日本の航空会社として唯一、成田―高雄線の運航へ
台湾人の出国統計データ
最新プロモーション事例~タイガーエア台湾 2026年カレンダー制作

「ITF台北国際旅行博」開催 日本ゾーンは過去最大規模の207ブースが出展

台湾最大規模の旅行博である「ITF台北国際旅行博(台北國際旅展)」が、11月7日~10日の日程で開催された。今年は過去最多となる123の国・地域がブースを出展したほか、40社超の大手旅行会社や、航空会社をはじめとする各種観光関連企業130社超が出展し、ブースの総数は1600を超えた。
主催団体の台湾観光協会によると、国・地域別では日本ゾーン(通称:日本館)が最大だったとのことで、日本の団体による出展数は207ブースに達し、ITF出展団体全体の35%を占めたという。会期4日間の入場者数は365,302人となり、昨年の364,563人と比べてほぼ横ばい(0.2%増)で、コロナ前の2019年の384,834人には、今年もあと一歩及ばなかった。



台湾で開催される旅行博は、台湾国内の旅行会社や航空会社、ホテル、レストランなどによる大規模商品即売会の側面も強いが、台湾観光協会によると、現地大手の可楽旅遊旅行社では、ITF開催期間における売上げが前年比60%増を記録し、中でも個人旅行向け商品(フリープランなど)は前年の2倍に達したという。その他の雄獅旅行社など大手旅行会社数社でも、前年比20~30%増の売上げがあったとのこと。

ちなみに、最終日の11月10日に開催された閉会式において、来年から同旅行博の名称が「ITF台湾国際旅行博(台灣國際旅展)」に変更されることが明らかになった。そのため、今回が名称に「台北」が入る最後の年となった。来年の会期は11月6日(金)~9日(月)の4日間で、会場は今回と同様、台北南港展覧館1号館での開催を予定している。

JNTOが3年ぶりに旅行商品コンテスト開催 旅行会社5社の商品が最優秀賞を受賞

日本政府観光局(JNTO)は3年ぶりに旅行商品企画コンテスト「發現心日本獎」を開催、10月中旬に受賞した旅行会社とその商品を発表した。このコンテストはJNTOが2014年から開催しているもので、今回で8回目となる。台湾人旅行客の訪日旅行体験を深化させ、多様で地域色豊かな旅行行程の開拓を目的としている。
今回のコンテストでは、「今までと一味違う日本を探索」をテーマに掲げ、台湾の旅行会社が従来の大衆向け一般行程から一歩踏み出すよう奨励、日本各地に眠る魅力の掘り起こしを通じ、独創性を有すると共に持続可能性も備える商品を募集した。これまで何度も日本を訪れてきたリピーター層であっても、新たな視点で地域の風土や人々とのふれあいを楽しむことができる内容に期待したとしている。
厳正な審査の結果、最終的に旅行会社5社の商品が「最優秀賞」を受賞した。受賞した旅行会社とその商品は以下の通り。(順不同、商品名和訳は参考訳)
■上順旅行社
「探索東北傳統與自然文化之旅」
(東北の伝統と自然文化を探索する旅)
■太平洋旅行社
「北海道利尻禮文絕色雙島、北緯45度跳島旅行七日」
(北海道利尻・礼文 絶景の2島 北緯45度の島巡り7日間)

■東南旅行社
「【不一樣四國】保住NIPPONIA大洲城下町、道後溫泉、創永續物語5日」
(【一味違う四国】NIPPONIA HOTEL大洲城下町の宿泊を手配、道後温泉、サスティナブル創造物語5日間)

■喜歡旅行社
「秋田冬奏風景線、雪見鐵道湯宿五日」
(秋田の冬が奏でる景色、雪見鉄道と温泉宿5日間)

■晴日旅行社
「步履寫詩、走進山海秘境、熊野古道、東方朝聖之路六日」
(山と海の秘境に足を踏み入れ感じる詩 熊野古道巡礼の道6日間)

タイガーエア台湾 12月に「高雄―熊本」、「台南―熊本」、「台南―沖縄」の3路線開設を正式発表

タイガーエア台湾は10月22日、12月に「高雄―熊本」、「台南―熊本」、「台南―沖縄(那覇)」の3路線を新規開設すると正式に発表した。台南の2路線については、10月1日に台南市長が自身のFacebookページですでに発表をしていた(Cheeseレポート10月配信号にも掲載)。
タイガーエア台湾にとって、熊本は日本における23番目の就航地となり、「台南-熊本」路線は、同社が運航する初めての台南発国際路線となる。「高雄-熊本」、「台南-熊本」線は12月23日に就航し、週2往復を運航、「台南-沖縄」線は12月25日に就航し、こちらも週2往復を運航する。
現在、タイガーエア台湾の高雄発日本路線は、札幌(新千歳)、仙台、東京(成田)、名古屋、大阪(関西)、岡山、福岡、沖縄(那覇)の8路線だが、熊本線の就航により計9路線となる。また、台南発路線は今回が初就航であるにもかかわらず、同時に熊本と沖縄の2路線を開設することとなり、台湾南部における訪日旅行の選択肢が一気に増加したと言える。
雄獅旅行社(ライオントラベル)が、「ライオンコイン」によるポイント還元や4段階の会員ランク制度を導入

雄獅旅行社(ライオントラベル)は10月8日までに、会員制度の全面リニューアルを発表した。新たに導入された「ライオンコイン」によるポイント還元制度と、4段階から成る会員ランク制度が、今回のリニューアルにおける目玉となっている。
「ライオンコイン(雄獅幣)」は国内外の団体旅行で200台湾ドルにつき1ポイント、個人旅行商品や航空券、宿泊、各種チケット商品での消費で400台湾ドルにつき1ポイントが付与される。1ライオンコイン=1台湾ドルとして利用でき、最低利用額や利用上限の制限はない。有効期限は2年以上(最大730日)で、他の割引クーポンとの併用も可能だ。また、ライオンコインは実際に旅行する人に還元される仕組みとなっており、家族や友人が代わりに予約購入した場合でも、実際に旅行をする人のアカウントに付与される。
今回リニューアルされた新制度では、ライオンコイン以外に、同社の英語名称から名づけられた「L」・「I」・「O」・「N」という4段階の会員ランクが導入された。会員登録するだけで「L」ランクを獲得でき、すぐに7つの特典が受けられる。最上位の「N」ランクでは、ライオンコインのポイント還元が2倍になるほか、ラウンジ利用や誕生日特典など、様々な優待を受けられるとのこと。
ジェットスター・ジャパン 12月から日本の航空会社として唯一、「成田―高雄」線を運航

JALグループの格安航空会社(LCC)、ジェットスター・ジャパンは10月23日、「東京(成田)-高雄」線を2025年12月18日に開設すると発表した。同路線の開設により、ジェットスター・ジャパンは成田国際空港と高雄国際空港を直行便で結ぶ、唯一の日本の航空会社となった。
ジェットスター・ジャパンの「東京(成田)-高雄」線は毎日1往復を運航予定。同社はすでに「成田-台北(桃園)」と「大阪(関西)-台北(桃園)」をそれぞれ毎日2往復を運航しており、今後は台湾路線で計5往復が運航されることになる。
南部・高雄市は近年、積極的に国際航空路線ネットワークの拡充に取り組んでおり、9月23日にはジェットスター・ジャパンの田中正和社長が高雄市を訪問して陳其邁高雄市長と会談、同路線を開設する計画を正式に表明していた。高雄と成田を結ぶ路線は、すでにチャイナエアライン、エバー航空、ユナイテッド航空、タイ・エアアジアが定期便を運航しており、ジェットスター・ジャパンは6社目の参入となる。
台湾人の出国統計データ
| 2025年1~8月 累計出国人数 12,610,662 |
| 前年 同期比 +10.7% |
| 2025年8月 出国人数 1,735,942 |
| 前月比 +0.1% |
2025年8月 台湾人出国人数及び成長率(目的地別)

台湾の各空港における国際定期便搭乗率(2025年9月)
就航都市及び航空会社ごとのフライト数、座席数、搭乗人数、搭乗率を一覧表にまとめています。

台湾の各空港における
国際定期便搭乗率
(2025年9月)
出典:内政部移民署、交通部観光署統計資料庫
※上記は出国後最初に到着した国・都市。乗り継ぎの場合なども含むため、実際の目的地と異なる場合あり。

タイガーエア台湾 2026年卓上カレンダー制作

■ 概要
台湾で唯一の格安航空会社(LCC)であり、特に若者層からの人気を誇るタイガーエア台湾、今回は同社の2026年版卓上カレンダー制作を担当した。同社が持つ元気で明るく楽しいブランドイメージの強化、また、「情熱」、「温もり」、「真心」という企業メッセージの発信につながる重要なアイテムということで、啓示広告(チーズ・アド)に所属するアート・ディレクターの1人が、構想の段階からビジュアルの細部にまでこだわり、スタジオ撮影、画像加工などの作業を行って完成させた。また、カレンダーの一部は、ITF台北国際旅行博において、タイガーエア台湾の商品購入者への特別プレゼントとして配布された。
■カレンダーのビジュアル・デザイン紹介
ビジュアルの撮影は、タイガーエア台湾のマスコットキャラクターである「フーちゃん(虎将)」と、同社で実際に働くパイロットやフライトアテンダント、グランドスタッフ、グランドハンドリングなどの従業員を撮影スタジオに招いて撮影した。また、同時にSNSなどで配信するための動画版の撮影も行った。
表紙


1月 浅草~東京スカイツリー(東京)

2月 猪苗代ハーブ園(福島)

3月 高雄ポップミュージックセンター(台湾・高雄)

4月 北川村「モネの庭」マルモッタン(高知)

5月 鳥取砂丘(鳥取)

6月 岡山後楽園(岡山)

7月 トルハルバン(韓国・済州島)

8月 ドラゴン橋(ベトナム・ダナン)

9月 台北101~就航12周年(台湾・台北)

10月 清津峡(新潟)

11月 熱気球(佐賀)

12月 角館の武家屋敷(秋田)

■動画版の制作及びSNSでの投稿
タイガーエア台湾公式SNSでは、ITF台北国際旅行博の開催に合わせて動画版も公開された。見るだけでウキウキする動画版もぜひご覧ください。
