目次
台湾旅行市場の現況
■タイガーエア台湾が「高雄―熊本」と「台南―熊本」の2路線を同日開設
■「第13回国際金旅賞」発表 訪日ツアーは地域別4組に分け優秀商品を選出
■春節の航空券需要は前年比2割以上増 人気上位10都市は日本が半数占める
■スターラックス航空「台中―東京」線を開設へ 台中と東京結ぶ唯一の定期便
■ロイヤルエア・フィリピン「台北―ボラカイ」線が運航停止 4000人に影響
■団体旅行の目的地、検索数の伸び幅ランキングで「四国・中国」が2位
台湾人の出国統計データ
最新プロモーション事例~タイガーエア台湾「台南/高雄―熊本路線就航」


高雄国際空港で行われたウォーター・サルート(タイガーエア台湾提供)

タイガーエア台湾は12月23日、台湾南部の主要2都市から出発する「高雄―熊本」と「台南―熊本」の2路線を就航した。両路線とも就航当初は週2往復で運航される。熊本は同社にとって日本国内における23番目の就航地となり、「台南―熊本」路線は同社初の台南発国際路線となった。

就航当日は高雄国際空港、台南空港、阿蘇くまもと空港の3空港でウォーター・サルート(就航する航空機に放水で歓迎する儀式)が行われたほか、タイガーエア台湾の黄世恵董事長が「高雄―熊本」の初便に搭乗し、阿蘇くまもと空港での新規就航記念式典に出席、熊本県の木村敬知事と人気キャラクターのくまモンをはじめとする現地の関係者が出迎えた。続いて午後には「台南―熊本」初便の出発に合わせて台南空港でセレモニーが開催され、台南市の黄偉哲市長、交通部民用航空局の何淑萍局長、タイガーエア台湾の許致遠商務長ら、約100名の来賓が参加した。

「高雄―熊本」と「台南―熊本」の2路線就航により、タイガーエア台湾の高雄発日本路線は9路線に拡大した。さらには台南発路線も同社の航空路線ネットワークに加わったことで、今後、台湾南部における日本への観光とビジネス往来の利便性が一段と高まると期待されている。

阿蘇くまもと空港での記念式典には、タイガーエア台湾の黄世恵董事長も出席(タイガーエア台湾提供)

「国際金旅賞」公式サイトより

中華民国旅行業品質保証協会(品保協会)が主催する「第13回 国際金旅賞(國際金旅獎/ゴールデン・トラベル・アワード)」の受賞式が2025年12月11日に北部・台北市で開催された。同賞は台湾内外を目的地とした上質な旅行商品に対して授与される。2025年からは日本カテゴリーが地域別4組(昨年度は2組)に分けられ、それぞれのエリアを対象に優秀商品が選出された。

以下、国際金旅賞の日本カテゴリーで受賞を果たした各旅行会社による行程を紹介する。


受賞した太平洋旅行社の商品ページより。同商品はJNTOの旅行商品コンテストでも受賞
  • 太平洋旅行社
    「北海道利尻・礼文 絶景の2島 北緯45度の島巡り7日間」
  • 長汎旅行社
    「北海道に恋して 星野リゾートでのんびり散策5日間」
  • 上順旅行社
    「地球を感じる旅 北海道『利尻島・礼文島』7日間」

受賞した上順旅行社の商品ページより
  • 雍利企業
    「雪に映る光と影 北陸の秘境6日間~なばなの里イルミネーション、庄川峡遊覧船、新穂高ロープウェイ」
  • 創新旅行社
    「愛は石川に 工芸の起源を探る6日間」
  • 上順旅行社
    「南紀・伊勢・松阪・三重を贅沢に満喫する旅7日間」

受賞した晴日旅行社の商品ページより
  • 晴日旅行社
    「春の桜 犬山祭、ラグジュアリーなホテルインディゴ、京都・原谷苑、伊勢のスローな美意識6日間」
  • 新進旅行社
    「日本海の冬の王者 越前がにと北陸の湯の旅6日間」
  • 欣日華旅行社
    「ライトラグジュアリー、関西の2鉄道、優雅なマリオット、海女小屋、びわ湖テラス、大阪・名古屋6日間」

受賞した太平洋旅行社の商品ページより
  • 太平洋旅行社
    「嬉野八十八で味わう茶の香り、八女玉露の透き通った翡翠色を楽しむ5日間」
  • 享趣旅行社
    「沖縄で思いっきりクラブを振る 海と空に包まれたゴルフの旅4日間」
  • 麗緻國際旅行社
    「琉球 南の記憶~春彩琉球物語・宴と祭の4日間」

※各商品名は意訳となります。また、同時発表の「品保協会ベストツアーコレクション」受賞商品は割愛しています。


春節旅行の人気渡航先は今年も東京が首位を維持(写真:Shutterstock)

2026年の春節連休は9日間の大型連休になることから、台湾では海外旅行需要の高まりが見込まれている。OTAのezTravel(易遊網)が発表した航空券販売データに基づく旅行動向によると、2026年春節の航空券需要は2025年と比べて2割以上増加したという。

ezTravelによると、2026年春節の航空券価格については2025年と比べて大きな値上がりは見られないとのことで、日本を含む北東アジア路線では連休初日の2月14日から18日にかけてが最も高値となり、航空券価格の中央値は約2万7,000台湾ドル前後となっている。

人気の渡航先ランキング上位10都市は、東京、バンコク、大阪、ソウル、沖縄、香港、上海、釜山、福岡、名古屋の順で、日本の都市が半数を占める結果となり、日本人気の高さが改めて浮き彫りとなった。中でも東京はここ数年、常に首位を維持している。

また、人気が急上昇しているとされる韓国についても、春節期間の旅行需要は非常に旺盛だ。ソウル行き航空券は、2月中旬〜下旬の通常時期と比べて価格が約50%上昇、釜山行きに至ってはほぼ倍増しており、例年を上回る水準となっている。


台中国際空港(写真:Shutterstock)

スターラックス航空は、2026年3月30日に「台中―東京」線を開設すると発表した。同路線は、台中と東京を結ぶ唯一の定期直行便となる。機材はエアバスA321が投入され、週4往復の運航を予定している。

同社の翟健華CEOは、「台中には安定且つ成熟した国際旅客需要があるものの、これまでは東京へ行くために北部・桃園まで移動する必要があった」と指摘、今回の「台中―東京」線の就航により、旅行客は移動時間や交通コストを大幅に削減でき、個人旅行、ビジネス利用、帰省や親族訪問など、多様なニーズに対応可能な直行便ならではの効率性と利便性を提供できるとしている。

同社は現在、台中と神戸、沖縄、高松、マカオ、ダナン、フーコック島を結ぶ直行便を運航しているほか、2月13日からは「台中―宮古島」線の定期直行便も就航を予定している。


ロイヤルエア・フィリピンが商業旅客便の運航停止を突如発表。(ロイヤルエア・フィリピン公式サイトより)

ロイヤルエア・フィリピンが、2026年1月4日から「台北―ボラカイ」線の運航を一時停止すると発表した。事前予告などもない突然の発表に、影響を受ける台湾人旅行客は約4000人に上るとみられている。12月24日までに台湾の現地メディアが報じたもので、現在、ロイヤルエア・フィリピンの公式サイトでも、1月4日から商業旅客便の運航を一時停止するとの内容が表示されたままとなっている。

交通部観光署によると、団体旅行については旅行会社と利用者の間で、ツアーの振替え(他の目的地への変更など)や行程の変更(マニラ経由でボラカイへ向かうなど)といった代替案について協議が進められており、各旅行会社共に、顧客との調整を積極的に行っているとのこと。

ロイヤルエア・フィリピンのチャーター便商品を取り扱っていた台湾の旅行会社は、品冠旅行社、東南旅行社、雄獅旅行社、可樂旅遊、全聯旅行社の5社となっているが、数百万台湾ドル規模の損失が発生する可能性もあるとみられている。一方、航空券とホテルを組み合わせたフリープラン商品の購入者や、航空券の手配のみを行った個人旅行客については、旅行会社側で利用者をサポートし、航空会社への返金手続きや航空券の振替対応を進めるとのこと。


訪日団体旅行市場で、地域の文化や体験を重視する旅が新たなトレンドに。(写真:Shutterstock)

雄獅旅行社(ライオントラベル)は1月6日、「2025年公式サイト 団体旅行の目的地 検索数伸び幅ランキング」を発表した。一般消費者による同社公式サイトでの検索数を前年と比較し成長率をみたもので、首位は「ニュージーランド・オーストラリア」、次いで「日本・四国/中国地方」が2位、「マレーシア・シンガポール」が3位となった。4位以降は順に「トルコ」、「日本・東北地方」、「日本・九州地方」、「イタリア」、「ヨーロッパ」、「北海道」、「沖縄」という結果だった。

「ニュージーランド・オーストラリア」は、ランキング初登場ながらも“ダークホース”的存在として成長率トップを獲得した。航空会社による増便やコードシェアによる輸送力の大幅な拡充、飛行時間が約8~9時間でアジア圏以外の新鮮な目的地として選ばれやすい点、そして、豊かな自然景観がサステナブル志向や、コロナ後の「自然回帰」ニーズと合致したとみられている。

2位にランクインした「日本・四国/中国地方(鳥取・広島・岡山)」の検索数は前年比52.7%増で、非常に高い伸び率となった。また、「日本・東北地方」、「日本・九州地方」もそれぞれ5位と6位に入り、検索数はいずれも2割以上増加したとのこと。東京や大阪など都市部の混雑を避け、地域に根ざした文化や体験を重視する旅が、台湾人の訪日団体旅行における新たなトレンドになっていることがうかがえる。

「マレーシア・シンガポール」は、航空座席の十分な供給、コストパフォーマンスの高さ、短距離フライト、中国語が通じやすい利便性などが後押しし、3位にランクインしたとみられている。また、シンガポールにはユニバーサル・スタジオ、マレーシアにはレゴランドという人気テーマパークがあり、子供連れのファミリー層を中心に、新たな人気旅行先として注目を集めている。


2025年1~10月
累計出国人数
15,845,074
前年
同期比
+23.1%
2025年10月
出国人数
1,735,534
前月比
 
+15.8%

2025年10月 台湾人出国人数及び成長率(目的地別)


2025年1~11月
累計出国人数
17,380,239
前年
同期比
+12.0%
2025年11月
出国人数
1,535,165
前月比
 
-11.5%

2025年11月 台湾人出国人数及び成長率(目的地別)


台湾の各空港における国際定期便搭乗率(2025年11月)

就航都市及び航空会社ごとのフライト数、座席数、搭乗人数、搭乗率を一覧表にまとめています。

出典:内政部移民署、交通部観光署統計資料庫
※上記は出国後最初に到着した国・都市。乗り継ぎの場合なども含むため、実際の目的地と異なる場合あり。


2025年12月23日、タイガーエア台湾が「高雄―熊本」路線と「台南―熊本」路線を就航した。台湾南部の主要2都市を出発する国際路線が同日に開設されたこと、また、「台南―熊本」はタイガーエア台湾初となる台南発路線であるとともに、台南空港にとってはコロナ後初めて運航される国際路線であることから、台湾現地では非常にポジティブな話題として受け止められたようだ。
こうした現地の状況を受け、今回、この南部2都市と熊本を結ぶ路線のプロモーションを実施するに当たり、まず、「祝祭」をコンセプトにキービジュアルを制作した。熊本の顔であるくまモンと、タイガーエア台湾のフーちゃんという現地で高い人気を誇るキャラクターたちが多くの人々と就航を祝う様子を描き、台湾南部から熊本への旅行に対する、高まる期待感を表現した。

1. トップビジュアル

くまモンがフーちゃんを熊本旅行に招待したという設定で、くまモンが熊本の魅力を紹介し、フーちゃんがそれに感動し喜ぶという、ほほえましいストーリーをビジュアルで表現した。


2.旅行コンテンツ(スポット・グルメ)紹介


3. 空港からの交通アクセス


4. 企業コラボ(JR九州・トヨタレンタカー熊本・エミネントスーツケース)

JR九州と連携、先着360名に「JR九州レールパス」の購入割引コードを贈呈
トヨタレンタカー熊本で借りた車で安全運転を遵守した場合、空港内で使用できる商品券を贈呈。
台湾のメーカー、エミネントのスーツケースを1.5割引で購入可能な連動キャンペーンを実施。

実際のランディングページはこちら>>> https://2025kmj.tigerairtw.com/

1.台湾高速鉄道(台湾新幹線、高鉄)台南駅

ビジネス客への訴求を念頭に、台湾高速鉄道の台南駅で屋外広告を掲出

2.新光三越デパート 台南小北門店(2025年8月オープン)

オープンして間もなく話題のデパートで、動画広告を放映。
SNS広告や、YouTube広告など、各種デジタル広告を展開し、ランディングページへ誘導。
大手WEBメディアで、熊本旅行の魅力を深掘りした記事広告を複数配信。

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